スリープスプリント治療の手順

               様

 

当院では、この度             より 睡眠時無呼吸に対するスリープスプリントによる治療を依頼されました。実際に治療装具(装置)をお使い頂ける様になるまでには個人差があることをご理解して頂き、ご協力御願い申し上げます。

 

―回目

1.口腔内検査

装置は歯に支えを求めるため、虫歯・歯周ポケット検査、欠損状態を調べます。口の中の状態によっては、すぐに取りかかれない場合もあります。

 

2.レントゲン検査

虫歯や骨の状態、顎の関節の状態、また患者さんの顔面骨格の形態を診断する為、パノラマX線写真撮影、顔面側方(正面)X線写真撮影等を行います。

 

3.歯型とり

咬み合わせの状態、歯並びの診断の為と、装置作製の為の歯型をとります。上下2回ずつ行います。(注:虫歯の治療や歯周病の治療が必要な方は装置作成の為の歯型は治療後になります。)

 

二回目

4.顎の位置決め

装置を口になじませてから顎の位置を決めます。

最初に顎の動きの限界を知る為に下顎を出来る限り前方に出していただきます。次に口を閉じた状態で顎を前方にずらします。この位置で約数分静止し、顎の関節の痛みや筋肉に無理のないことを確かめます。

 

三回目以降

5.装着および装着後の経過観察

@完成した装置を実際に使用して頂きます。

A歯の痛み、筋肉痛、顎関節痛が無いことを再度確かめます。

 

6.無呼吸の改善状態の検査

装置を使用する事が出来るようであれば、無呼吸状態が改善されているかの検査を依頼します。検査は装置が完全に使用できるまでは行いません。(ご希望に応じて当院でも効果判定の簡易検査を行います。)

 

7.定期診査と調整

睡眠状態、装置の状況や、口腔内、顎関節の症状などを把握するため定期的に診査、調整させて頂きます。

予約日に必ず御来院下さい。

 

 

以上のような手順で診察をしてまいります。ご質問等お気軽にお尋ねください。

また、ご紹介いただきました先生とも連携して治療を進めて参りますので、わからない事がございましたら何でもご相談ください。装着時には「スリープスプリントをお入れになった方へ」という説明書お渡しいたします。必ずお読みください。

23週間後には「スリープスプリントをお入れになった方への調査票」で効果を調査いたします。さらにスリープスプリント装着が可能と判断された時点で、無呼吸低呼吸が改善されているかを評価するため、再度の睡眠検査を行うこととなりますので、ご理解ご協力をお願いいたします。

 

広島市安佐北区亀山3−1−44

松本歯科医院 松本浩一

TEL:082-815-5000