2007年11月号
出産・リスク・歯周病
妊娠中は口の中の衛生状態が悪くなりがちです。ホルモンのバランスが変化し、
女性ホルモンの血中濃度が高まります。
歯周病の原因菌のあるものはその女性ホルモンを利用して増殖するため、
歯肉の炎症が起きやすくなります。
炎症をひきおこす物質が血液中に入り、身体の中を循環し、胎盤を刺激すると、
胎児の成長に影響を与えたり、子宮の平滑筋の収縮・子宮頸部の拡張を促すなどして、
低体重児出産や早産のリスクが高まることが明らかにされています。
妊婦が進行した歯周病にかかっている場合、低体重児を出産する危険性は7倍以上と
いわれています。
妊娠がわかったら早めに歯科医院で一度健診をしてまらいましょう!
むし歯も歯周病も早期発見・早期治療が有効です。
広島市では母子手帳に妊婦歯科健診票(緑色)がついていますので、ご確認ください。
まつもと しか にゅーす Vol.9
新しい診療所も衛生面には注意しております
自動水洗、消毒用の石けん・速乾性の消毒剤も
手を触れることなく使用できます。
|歯の話 TOP|内容別に分類してみました|